今時の20代女性のお財布事情とは
一般的な傾向として、女性は男性よりも堅実にお金を貯めることができる人が多いようです。
20代の若手会社員の頃は男性も女性も給与額がそれほど大きな差がないということもよくあるので、同じ給与額をもらっている男女ではその使いみちが大きく異なることも珍しくありません。
一般的な会社員の場合、初任給から数年の間の手取り給与額はだいたい20万円前後が相場です。
そのうち家賃や生活費にかかる費用を除いた金額のうち、数万円くらいずつ貯蓄をしているという女性が大半です。
一ヶ月の給与額から貯蓄をする金額としては20代のだいたい4割くらいの人が3万円くらいとしています。
中には一ヶ月あたり10万円くらいを貯蓄しているという人も約1割くらいはいるようですが、ほとんどの人は生活を圧迫しない程度の範囲で着実に貯めることができるくらいのお金をためていることがわかります。
年齢にもよりますが平均的に20代女性が持っている貯蓄額としては200万円くらいが相場のようで、何かあったときに困らないようにあらかじめ金額を確保しておきたいということが動機になっています。
上手に副業をしているという女性も多い
20代女性に増えてきているのが、本業の仕事の他に手軽にできる副業も合わせて行っているということです。
特にスマホを使った手軽な副業には関心が高いようで、フリマアプリを使って自分の欲しいものを安く購入し同時に売却して利益を出すということが広く行われています。
そうした副業で得られる金額を貯蓄しているというケースもあり、上手な人になるとかなり稼いで貯蓄に回すことができています。
また副業と同時にかなり熱心に行っているのが日々の生活での節約で、欲しいものを購入するために別の出費を削りきちんとメリハリのあるお金の使いかたができています。
今時らしい節約方法といえるのが「シェア」や「レンタル」を上手に使う方法で、家賃を浮かせるためにシェアハウスに入ったり、自分では品物を持たずに必要な時にだけレンタルをするという物を持たない生活をする人も増えています。
かなり高収入を得ることができる女性でもそうした節約や副業をしているということもあり、将来の結婚資金や子供を育てるときの資金として少しでもためておきたいという賢さが感じられます。
趣味や自分の時間は大切にするのも女性らしいところ
着実に貯蓄をする女性たちですが、節約だけで全く自分のためにお金を使わないというわけではないようです。
かなり多く貯蓄額がある女性に対してのアンケートでも、絶対に削ることができない金額として「趣味」を挙げる人が多数となっています。
食費や服飾費は削っても、趣味や交際費については絶対に削りたくないという意識を持っているというのは、きちんと自分が使いたいお金の場所を意識しているということになります。
ここ最近の若い世代の人は将来について楽観視せず堅実な生活をしたいと考える傾向があると言われていますが、その最先端となっているのが20代女性ということになるかもしれません。